Exchange Server 2007のhelpで
「フォレスト間でメールボックスを移動する方法」を検索してみるのが一番よいですが、
一応書いておきます。
環境は、移行元、移行先、互いに1フォレスト1ドメイン1Exchange組織の環境です。
WIndows Server 2003 SP2 + Exchange Server 2003 SP2
↓
Windows Server 2008 + Exchange Server 2007 SP1
1.前段階としては、フォレスト間信頼が完全に構築されている必要があります。
※「代わりのUPNサフィックス」が両方のフォレストに同じものが登録されていると、信頼関係はうまく結べても、実質、信頼関係が機能しなくなる場合があるのでご注意。
この場合は、重複するUPNサフィックスを削除して、また信頼関係を壊して、作り直してください。
2.つぎに、ADMT3.0を使用して、ユーザーオブジェクトを移行します。
ちなみにWindows Server 2003と、Windows Server 2008では、
ドメインとフォレストの機能レベルに注意しながらADMT3.0を2003側にインストールします。
この実験では機能レベルは2003に統一しました。
機能レベルを2007にすると、フォレスト間の信頼関係を結んだ時点で
2003側から2007側が見えなかったりして、あまりうまくいきませんでした。
こちらも参考にしてください。
ADMT v3.0 による Windows Server 2008 への移行について
大雑把に言えば、1フォレスト1ドメインのような単純な環境同士であれば、
Administratorsグループにいるユーザー(Administratorも可)を、
相手先ドメインのAdministratorsグループに加えて、
これをお互いのドメインで実行して、
両方のドメイン(実質フォレスト)に管理権限のあるユーザーをつくり、
そのユーザーでADMTを実行すればよいでしょう。
3.$SourceCredential = Get-Credential
「Exchange管理シェル」で、下記のコマンドを使い、
シェル変数? -SourceForestCredential に
移行元のExchange組織に対して、全権のあるアカウント情報を格納しておきます。
Exchange Serverの組織の権限を色々と変更していなければ、
移行元ドメインのAdministratorで十分で大丈夫でしょう。
$SourceCredential = Get-Credential
ここで、
アカウント「IKOU-MOTO\Administrator」
「それに対するパスワード」を入力する
4.$TargetCredential = Get-Credential
-SourceForestCredential に
移行先のExchange組織に対して、全権のあるアカウント情報を格納しておきます。
移行先ドメインに管理権限のあるAdministratorで大丈夫でしょう。
$TargetCredential = Get-Credential
ここで、
アカウント「IKOU-SAKI\Administrator」
「それに対するパスワード」を入力する
■確認
> echo $SourceCredential
IKOU-MOTO\administrator
> echo $TargetCredential = Get-Credential
IKOU-SAKI\administrator
と出力されればOK。
5.Move-Mailboxコマンド
普通はこれでメールボックスの移動ができるのですが、
コピペしながらコマンドを修正して打ち込もうとしても、
なかなかエラーが消えなくてうまくいきません。
というのは、このExchange管理シェル、
コピペをすると、改行付近の文字がなくなってしまいます。
だから、エラーが消えなかったら、そこの部分をじっくりみて、
文字列が崩れていないかをチェックするのがよいでしょう。
何回も修正して、エラーが出なくなったらやっと下記のように成功します。
[PS] C:\>Move-Mailbox
-TargetDatabase "EX-2007\First Storage Group\Mailbox Database"
-Identity kuwazou
-GlobalCatalog EX-2007.ikou-saki.kuwazou.net
-SourceForestGlobalCatalog EX-2003.ikou-moto.kuwazou.net
-NTAccountOU "OU=Users,DC=ikou-saki,DC=kuwazou,DC=net"
-SourceForestCredential $SourceCredential
-TargetForestCredential $TargetCedential
確認
この操作を実行しますか?
メールボックス くわぞう を
データベース EX-2007\FirstStorage Group\Mailbox Database に移動しています。
この操作では、メールボックスの
Active Directory構成のみが変更されます。
メールボックスのコンテンツは失われる可能性があります。
変更が完了するまでこのメールボックスにアクセスすることはできません。
[Y] はい(Y) [A] すべて続行(A) [N] いいえ(N) [L] すべて無視(L) [S] 中断(S)
[?] ヘルプ(既定値は "Y"): y
ここで、Yを押すと、メールボックスの移動(といっても、コピーである。もとはなくならない)が始まる。
画面上には、
kuwazou
メメッッセセーージジをを移移動動ししてていいまますす。。 ふぉふぉるるだだ (35/512)
[oooooo ]
(原文ママ)というメッセージで移動中なのがわかる。
相変わらず、結構時間はかかる。
終了すると、このようなメッセージがでる。
StatusMessage : このメールボックスは移動先のデータベースに移動されました。
ReportFile : C:\Program Files\Microsoft\Exchange Server\Logging\MigrationLogs\move-Mailbox20080325-012026-2736001.xml
※上記のコマンドでは、ユーザーオブジェクトがすでにメールボックスを持っている場合には
エラーとなってしまうが、-AllowMerge オプションをつけることによって、内容をマージすることができる。